Next Zenly?海外の次世代SNS6選「Cocoon / Octi / IRL等」

Posted by 中

皆さんこんにちは。

最近国内海外共にSNS離れが叫ばれているように感じます。例えば僕の妹は女子高生なのですが最近の女子高生は返信が億劫でLINEの通知が数百件溜まっているのが当たり前だそうです。そして友人との会話はInstagramのDMやSnapchatで済ませます。

原因としては今まで友達や友人だけのチャットツールだったLINEの友達リストがそこまで仲良くない知人で溢れたり、企業アカウントから大量にメッセージがくる影響でUXが下がっていることがあります。

同じように海外でもfacebookなどのSNSが広く浅い知り合いや企業に繋がりすぎることがストレスになり、既存のSNSが取りきれない新たに生まれたニーズを拾ったサービスが勃興しつつありますそこで今回はZenlyの次に流行る可能性があるSNSをまとめてみました。

では早速…

Cocoon -超クーズドSNS

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総調達額 300万ドル YCなどから調達
設立 2018年
出典 https://techcrunch.com/2019/11/26/cocoons-social-app-for-close-friends-gets-vc-backing-to-chase-paths-dream/

元Facebookのメンバーによって設立されたSNSです。

特徴としては広告は一切なしで家族などの完全にプライベートな繋がりに特化したSNSです。

家族用SNSのLife360とコンセプトは近いですが、LIfe360が親向けの家族の見守りや安全の訴求点でせめているのに対してCocoonは誰にも邪魔されないプライベートな空間も目指しています。そのため参加できるグループも1つに限られます。

細かい機能としては会話を中心にslackのように会話がスレッド化します。そして家族がどこにいるかわかったり、フライトしていると何時に到着するのかなどがわかる機能もあるそうです。

広告がないのでマネタイズは現状一切していないですが、今後プレミアムプランとして月額1ドルの課金を実装する予定だそうです。

 

②Octi -ARを用いたオフラインSNS

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総調達額 シードラウンドで1200万ドルの調達
設立 2016年
出典 https://techcrunch.com/2020/01/22/octi-social-network-launch/

スマホ越しに友人を写すと周囲にARでプロフィールに好きな音楽や最近見ている動画などが表示されるサービスです。また、友達にARの衣装をかぶせたりARのエフェクトを送信したりできます。

オフラインで友達と遊ぶ際に友人を写して最近何にハマってるのかチェックするという新たな文化を作っている点が興味深いです。会話のきっかけになりそうですね。

オンラインの繋がりはレッドオーシャンですがオフラインでのコミュニケーションは確かに今までイノベーションが起きていませんでした。

OctiはもともとAR事業を行なっている会社でスケルトンマッピングとジェスチャー認識の技術を保有しているため、スマートフォンのカメラを相手の顔に向けるだけで友達追加できます。faceIDを搭載していないiphone7でも使える点は驚きです。またクラウドではなくエッジコンピューターでの解析を行うため、友達追加も非常にスムーズで顔写真等の個人情報流出のリスクも少ないです。

現在テスト段階でアメリカの高校に50名に広めたところ、一週間でユーザーが1200名に増えたそうです。(2000名中)

今後はGraffityのようなARゲームなどの領域に進出すると思います。またはOctiのIDがベースとなってARゲームのプラットフォームになる可能性もあります。

 

③Basement -親しい友人のみのSNS

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総調達額 15万ドル YCから調達
設立 2018年
出典 https://techcrunch.com/2019/03/18/yc-backed-basement-is-a-social-network-for-close-friends-only/

ユーザーは最大20人友人を友達追加できます。
フィルター機能一切なしでインフルエンサーもいない友人関係をオンラインに落とし込んだようなサービスです。

メインフィードに加えて、Basementにはミームフィードもあり、ユーザーはインターネットのトップトレンドミームから選択して友人グループと共有できます。ミームはバズっている面白動画とか画像のイメージです。

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UIはインスタグラムに近く、ストーリー機能もあります。
こちらも現状は広告がないのでマネタイズなしで、今後安価なサブスクリプションを追加する予定です。

インスタグラムは広告が多く、ストーリーを見るにしてもそこまで親しくない知人のショートムービーが流れるストレスがあるのでもし日本に展開して友達も使っていたらヘビーユーズするかもしれないと思いました。

 

IRL -ソーシャルカレンダー

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総調達額 1100万ドル アーリーステージ
設立 2017年
出典 https://techcrunch.com/2019/06/13/irl-calendar/

親しい友人とカレンダーの予定を共有することができるアプリです。例えるならカレンダー版Zenlyとも言えます。

カレンダーにはチャット機能や投票機能が付いていて、友達のカレンダーの空いているところを見つけて遊びに誘ったり、カレンダーが沢山埋まっていてリアルが充実していることをアピールしたりできます。

TimeTreeとの違いとしてはTimeTreeが現状家族や恋人に使われることが多く1つのカレンダーに予定を書き込むようになっていますがIRLはそれぞれが自身のカレンダーをもち、それをSNSのように友達とフォローし合うという点が異なります。シンプルにデザインもZ・ミレニアル世代に最適化されています。

機能としてカレンダーには有名人などをフォローすることでイベント情報が記載され予約が可能です。IRLはその送客にアフィリエイトでマネタイズすることを計画しています。

カレンダーを他の人に見られたくないという大人の常識の真逆を攻める面白いサービスですね。実際Z世代ではzenlyが流行っているように常時接続が当たり前で、心理的ハードルがない人の割合が相当高いです。

アメリカではApp Storeのソーシャルカテゴリで14位にランクインしており、かなり流行っているようです。(2020年2月5日時点)

ここまではクローズドSNSを中心に紹介しましたが、逆に新たな友人を見つけるサービスも増えているので2つ紹介します!

 

⑤Yubo -25歳未満特化のランダムグループビデオチャットアプリ

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総資金調達額 12.3Mドル
出典 https://jp.techcrunch.com/2019/12/14/2019-12-11-yubo-raises-12-3-million-for-its-social-app-for-teens/

Yuboはかなり有名ですが、ビデオチャット版ヒマ部のようなサービスです。画像真ん中のようなコミュニティーがいくつかあり、知らない人とビデオ通話できます。

インストールして試しましたが、知らない人といきなりグループでビデオ通話するのは英語だからかもしれないですがなかなかハードルが高かったです。。。

一番気になるのは安全性の担保ですが、YotiというAIが顔写真から年齢を推定し、基準に満たしていない可能性があるアカウントにフラグを立てるサービスと連携しているそうです。

不適切なコンテンツを検知するための注意喚起ツールと、ライブストリームモデレーションアルゴリズムの開発、安全委員会を設置など安全管理に相当力を入れています。

新機能が使えるようになるアプリ内課金で2019年に1000万ドルの収益をあげています。SNSで広告以外のマネタイズが上手くいっているのは素晴らしいですね。

 

Hoop -TinderのUIでSnapchatの友達を見つけるアプリ

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出典 https://techcrunch.com/2020/02/05/hoop-snapchat-app/

TinderのUIでSnapchatのアカウントを交換する友達を探すアプリです。DAZZというフランスのスタートアップで、彼らが開発したHoopはSnapchatの人気に後乗りして爆発的に流行っています。

なんとリリースして一週間で250万ダウンロードされました。
ライクするためにはsnapボタンの横のジェムを10消費する必要があり、ジェムを増やすにはSnapchatで招待リンクを友達に送り開いてもらったり、毎日ログインする必要があるため、snapchatユーザーの中でバイラルで広がりました。

彼らはもともとDAZZという匿名SNSを開発していましたが、繋がった後結局Snapchatを交換する人が多かったためSnapchatの友達を見つけるサービスに特化しました。ユーザーはドリルではなく削った穴が欲しいというのはまさにこのことですね。

 

次世代SNSの特徴

①−④まであげたSNSは

1.クローズド化
2.IRL(In Real Life)を重視する流れ
3.常時接続

という特徴があります。Facebookやtwitterの普及によってオンラインの繋がりは増えましたが、繋がりは広く浅くなり繋がりを維持することに疲労するZ世代が増えました。

それにより生まれた親しい人との繋がりを強化して邪魔されたくないというニーズで生まれたサービスがCocoonBasementです。また、オンラインよりもオフラインで繋がるということを重視する人が増えたということに目をつけたのがOctiIRLです。

常時接続の流れからはグループビデオチャットのHousepartyや画面共有しながら電話ができるSquadなどのサービスが普及しました。(ちなみにHousepartyはUSのApp Storeの無料ソーシャルカテゴリで23位なので意外とまだ流行しています。)
Squadについて過去にまとめてあるので気になった方はチェックしてみてください↓

今までもクローズドSNSのアイデアは最盛期に5,000万人のユーザーがいたPathなどがありました。Pathは初期の勢いを維持できず2015年にKakaoに買収され、2018年にサービス終了してしまいました。

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出典 https://japan.cnet.com/article/35125740/

しかし邪魔な広告やインフルエンサー、SNSのEC化など雑音が増え続け既存のSNSの問題点が浮き彫りになっている今のタイミングならば粛々とコミュニティーを広げていくことでクローズドSNSはインフラとして定着する可能性があるのではないかと個人的には思います。Snapchatがそうであるようにマネタイズが難しいのでビジネスモデルの再発明を含めて頑張って欲しいです。

クローズドSNSの反対の流れとしてYuboやmonkeyHollaのようなランダムチャット系の新たな友達を探すサービスが流行しているのも面白い流れだと思います。

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出典 https://monkey.cool/

異性とのオンラインの出会いという要素で流行っている側面もありますが、Z世代の特徴として友人と深い繋がりを求め常時接続してもなんとなく孤独感を感じるため新しい繋がりも求めるという二面性があるのではないでしょうか。

こういう領域はニーズがわかる若手がチャレンジするべきだと思うので自分なりのインサイトがあってZ・ミレニアル世代向けの事業を立ち上げたい方がいたら連絡ください!!(それ以外でも)

読んでいただいた方ありがとうございました!

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